ミニマリストの軌跡

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「会社行きたくない」と感じる3つの原因と対処法

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「会社に行きたくない…」

朝、目覚めた瞬間に憂鬱な気持ちになって頭まで痛くなる…

一体なぜ、こんな気持ちになってしまうのでしょうか?

 

 

会社に行きたくないと感じている人の44%は、理由に「人間関係」を挙げています。

 

仕事を辞めたい、仕事に行きたくないと思う理由アンケート

 

1位 「人間関係」 44%

2位 「仕事内容」 29%

3位 「労働時間・残業」 22%

4位 「評価」 21%

5位 「体を壊す(壊した)」 20%

 

仕事を辞めたい、仕事に行きたくないランキング 1位は人間関係 アンケート結果 : 何でも調査団(@niftyニュース)

 

 職場の上司・同僚との関係性やクライアントとの関係性が悪いと、「何て言われるか、何が起きるのか不安」という感情が沸きあがってきますよね。その感情が「会社に行きたくない」という気持ちを呼び起こしています。

 

このページでは、不安な感情を呼び起こしている3つの原因をつきとめ、どのように対処すれば「会社に行きたくない」という感情を解消できるかを解説していきます。

 

 

会社に行くのが不安になる3つの原因

 

①完璧主義

 「会社に行きたくない…なにか不安だ」と感じてしまう原因のひとつは「完璧主義」です。

 

完璧主義の人は、100点満点にこだわりすぎるため、「100点じゃなければ失敗」と、極端に結論づける傾向があります。

「0点」か「100点」か、どちらかで物事を判断し、「100点」以外では心が満たされることがありません。

 

責任感が強く、自分が引き受けた仕事は「自分が考える100点」でこなしたいという欲求が強いため、少しでも思い通りにならないと不安になったり、怒りがこみ上げたりします。

 

たとえば、「クライアントから引き受けた仕事を、自分のやり方でこなしたい。だけど、上司から違うやり方を指示された。自分のやり方の方が良いと思うのに、指示されたやり方では上手くいくかどうかわからない。不安になってきた。」と感じてしまいます。

 

完璧主義の人は失敗を過剰に恐れてしまうため、「過去に自分がうまくいった方法なら安心」と考え、自分のやり方に拘りすぎる傾向があります。

 

結果、100点は困難だという状況になった時、着地見込みが仮に「70点」だったとしても、それをあたかも「0点」と同じくらい絶望的に捉えてしまうのです。

 

②事実と意見を切り離して捉えていない

 

仕事で失敗を連発してしまった時、「私は何をやってもダメだな…、仕事ができない人間なんだ」と思うかもしれません。しかし、これは“意見”です。

それに対して“事実”は、「10回連続で営業お断りされた」ことなどを指します。

 

事実と意見を切り離して捉えることができる人は、「10回も連続でお断りされるのは、何か原因があるはず。その原因は何だろう?」と、事実をベースに改善策を考えることができます。必要以上に心が痛むこともありません。

 

しかし、起こった出来事に“意見”する習慣のある人は、「10回も連続で断られた。私はダメ人間だ」と落ち込んでしまいます。

自分がダメ人間かどうかの事実なんてないのに、ダメ人間であること信じ込ませるかのように、自分に言い聞かせているのです。

 

こうなってしまうと、改善策を検討するどころか、自ら自分の心にムチを打っているような状態です。

これでは、状況はいっこうに改善しませんし、日を追うごとに心は疲れていってしまいます。

 

③他人と比較してしまう

 

会社に行きたくないと感じてしまう原因のひとつは、他人と比較してしまうことにあります。

私たちは常に自分と他人を比較しています。

そして、多くのケースで、自分より優れている人と比べて劣等感を感じています。

 

人は自分の得意分野で仕事をするとき、フロー状態に入ったり、満足感を感じたりしますが、劣等感を感じる分野ではパフォーマンスも低下し、満足感を感じにくくなります。

 

もし、全ての業務に対して劣等感をもっているとしたら、仕事を通して満足感を感じることが難しくなるため、朝起きた時に「今日も頑張ろう!」と思えなくなってしまいます。

 

不安を呼び起こさない3つの対処法

 

①「完璧主義」ではなく「最善主義」で仕事をする

 

「自分が考える100点」とは、幻想であることを受け入れてみましょう。

この世の中には、そもそも完璧なものは存在しません。

 

実は、失敗する回数が多ければ多いほど、人は成長し、成功する確率がグンと高くなります。

 

ウォルト・ディズニーは、成功するまでに3回の倒産を経験しています。

ドナルド・トランプは、これまで4回の破産を経験しています。

ヘンリー・フォードは、成功するまでに2回の破産を経験しています。

 

では、彼らに共通するスタンスは何でしょうか?

 

それは「最善主義」です。

 

最善主義とは、完璧を目指すのではなく、今自分が置かれている環境下でできる限りのことをすれば善しとする考え方です。

 

最善主義の最大の利点は、「進化スピードが異様に速い」点です。

 

最善主義は、「改善を繰り返しながら」ゴールにたどり着きます。

「成功」「失敗」のゼロイチではなく、「改善」していくことを目的とするので、行動を起こすときに「完璧にこなさなきゃ!」というプレッシャーはありません。

 

そのため、PDCA(計画→実行→評価→改善)が凄まじい速度で回転します。

完璧主義の人が1アクションをしようかどうかモジモジしている間に、最善主義の人は3アクションします。

 

最善主義では、行動の回数が多いので、より多くの検証結果を得ることができます。それにより、成功要因や失敗要因を自らのノウハウとして短期間で蓄積していくことができるのです。これが、進化スピードを速める要因になります。

 

また、ボーナス特典として、「ストレスが少ない」という恩恵も受けられます。

完璧主義では、スタート時に「完璧に仕上げなきゃ!」というプレッシャーがはたらき、ストレスを感じます。さらに、失敗した時には「あんなに準備したのに失敗した…」と落ち込み、ここでもストレスがかかります。

 

ストレスを最小限に抑えながら急激にレベルアップできるので、一石二鳥です。

最善主義のスタンスで、仕事に取り組んでみましょう。

 

②事実と意見を切り離す

 

事実と意見を切り離すポイントは2つです。

1つ目は、“自分で事実をねつ造しないこと“、

2つ目は、“他人の意見を真に受けないこと”です。

 

“自分で事実をねつ造しない”とは、先に挙げた例の通り、「事実・結果の原因をつきとめることに集中し、自分に対して意見しない」ということです。

 

“他人の意見を真に受けないこと”とは、「上司や同僚・クライアントの[主張]を[事実]として受け止めない」ということです。

意見は誰でも自由に言うことができます。

太りすぎて糖尿病になっている人でも、ダイエットについて意見があります。

全く仕事ができない人でも、ビジネスについて意見があります。

 

このように、意見というものは誰でも持っているものであり、無責任なものです。

 

太りすぎの人からダイエットのアドバイスを受けて、自分も糖尿病になったからといって、その人が責任をとってくれるわけではありません。

 

あなたが怒りを覚えるような出来事が起きた時は、何が [事実] で、何が [意見] なのか、注意深く考えてみましょう。

[意見] については、気にせず放置するようにしましょう。

 

③他人と比較しない

 

小学生は2年生から掛け算を習い始めます。

3年生になった頃には、多くの子が掛け算をできるようになります。

 

その中で1人だけ、3年生になっても掛け算をできない子がいました。

しかし彼は、時間をかけながら毎日家で1問ずつ練習問題をこなしました。

 

半年後、ついに彼は掛け算をできるようになりました。

周りの生徒は皆、より複雑な掛け算ができるようになっていましたが、彼は大喜びしました。

 

なぜ彼は大喜びしたのでしょうか?

 

それは、他人と比較していないからです。

 

たとえ周りの生徒がもっと複雑な問題を解けるようになっていったとしても、彼が進化した事実は変わりません。

 

自分の守備範囲を越えた困難を乗り越える時は、人の力を借りるか、自分自身が進化するしか道はありません。そして自分でコントロールできるのは、自分自身の進化です。

自分が進化するのは時間がかかりますが、毎日0.1%ずつでも前に進むことは100%可能です。

 

私たちがしなければいけないことは、他人を乗り越えることではなく、自分自身の中にある劣等感や嫉妬心を乗り越えることです。

 

劣等感や嫉妬心を乗り越えることで、自分に満足して幸せになることができます。

 

まとめ

 

今回は、「会社に行きたくない」という感情を呼び起こしている3つの原因の解消法について紹介しました。

 

マイナス思考の時期が続いてしまう時、上司からは「甘えてるだけだ!」とか「あれこれ言わずに行動しろ!」と言われることもあるかもしれませんが、気にすることはありません。

 

まずは「何が自分をこんな感情にさせているのか?」を理解することから始めてみましょう。

原因がわからない時は不安でいっぱいになりますが、いざ原因がわかってしまうと解消法はハッキリしているので、意外に簡単に解決できることもあるんですよ。